間(アイダ)specialist(研究家)加藤綾音の小さな幸せ発見記 Camping in Residence!

ICDC報告:トルコで世界のキャンプ仲間と共に学ぶ…。

Share on Facebook

10月末、10日間トルコに滞在して、ICDC(International Camp Director Course)とICC(International Camping Congress) に参加してきました。

久しぶりの空港。久しぶりの国外。一人で飛行機に乗るのは初めてじゃないですが、やっぱりドキドキしました。それでも、道中なんだか思ったよりもリラックスしていたなぁ…。一人旅ってこういう良さがあるんだと、出かけてから気づいた感じです。

まず感動したのが、飛行機で隣になった人が素敵だったこと。着いた時に“Welcome to Turkey, enjoy your trip here!”というような感じで声をかけてくれました。添乗員さんではありません。たまたまお隣のトルコ人の方です。IMG_2080

「いい国だなぁ〜」と思いました。同時に、一人の態度で国の印象も変わるんだわ、と気づいて、自分はどんな風に周りに接していたかなと考えました。そして、帰りの飛行機では日本に着いた時にちょっと言ってみました。“Welcome to Japan!”

さて、トルコと言っても、到着したのは地中海リゾート。砂浜に立つホテルは2キロメートル四方の巨大な敷地で、ほぼこの中に10日間、しかも30カ国の人々と暮らすことに…。公用語も英語とトルコ語とロシア語の3ヶ国語だったので、だんだんどこの国に居るのか分からなくなってくるような不思議な日々でした。

IMG_2111 IMG_2105

IMG_2124

 

IMG_2125

 

さてさて、最初の4日間はICDC(International Camp Directors Course)で22名10カ国のメンバーと共に勉強しました。

内容はキャンプディレクターのいろは。
「リーダーシップとは?」「企画の主旨・目的」「参加者募集・マーケティング」「青少年教育としてのキャンプのあり方」「プログラムの組み立て方」「キャンプサイト、環境の準備」「キャンプでの健康・保険」「リスクマネージメント」「スタッフ募集・研修」「食事について」「予算組」「事業性について」などなど多岐に渡る項目の講義。

久々に大学時代に戻ったようにクラスで勉強です!
IMG_2116

アメリカキャンプ協会の分厚いテキストと、国際キャンプ連盟のワークブック、それからノートとプレゼン資料を貰いました。

題名は堅いのですが、かなり実践に基づいた内容。

「それ、あるある!」と深く頷くことばかりですっと入ってくる。

 

私が一番気に入ったのは、このコースの教える順番の組み立て方。

まず自分自身のあり方、リーダーシップ

参加者のニーズ→キャンプの主旨

プログラムの詳細の内容

それを支えるスタッフ配置、予算

リスクマネージメント

事業が回り続けるための評価広報の仕組み

という順番の講義に加え、中盤からその内容を元にグループワークで自分たちのモデルキャンプ企画を組み立てていく。「もしそれが実際のキャンプだったらこうする」をはじめて出会ったメンバーで決めて最終日に発表します。(人数設定から、プログラム内容、予算立てまで詳細に発表します。)

さすが「体験学習」ということを考えぬいてきた人々の考えるコース。仲間とモデルキャンプ企画について話し合って、遅くまでディスカッションしたりポスターを書いたりしているうちに、モデルグループでの関係性も深まり、細かい話もできる。日本でのキャンプディレクターのコースでもそうでしたが、この体感を伴った学びは何とも表現が難しいのですが、きっと次の現場で力になるぞ〜という感じがするのです。

特に今回、私は自分の母語ではない言語で参加しているという点で、よりできないことが多い立場でした。そのことで、やる気はあっても、チームの中で「分かりません」とか「難しくてできません」という弱い立場にいる人の目線がはっきり実感できました。

自分が「できない。どうしよう…」と思っている時、「分からない!!」と思っている時、隣のメンバーが支えてくれることの嬉しさ。「ついていけない!」と思っていても進んでいってしまう時の悲しさ。「伝わらない…」ときの悔しさ。「ごめんなさい。分からないから教えて。」という勇気。「できた!」時の喜び。

ここでもまた、最近はチームをリードする立場に居ることも多かったりする私が、普段はどう振舞っていたかしら…と思い返すこともあり、もっと周りのことを見よう、考えようと思って反省することもあり、深い学びになりました。

IMG_2136

 

IMG_2147

IMG_2148

 

 

 

 

 

 

IMG_2152

項目で印象に残っているのは、最初のリーダーシップの章で「リーダーとは?」というところ。「リーダーシップを発揮する立場に居ると、特にキャンプは24時間企画の責任者だから、なんでもかんでもやらなくちゃいけなくて大変だよね」とか「リーダーって理解されなくて孤独なこともあるよね…」とかそういうことからはじめました。

〜ちょっぴり紹介リーダーシップのあり方〜

Model the Way…見本になる
Inspire Shared Vision…ビジョンを示す!
Challenge the Process…課題に取り組む。挑戦!
Encourage the Heart…励まし、支える。
Enable Others to Act…他の人が動けるようにする

うむ…最終形態?「他の人が動けるようにする」…かぁ。
リーダーはリーダーだけできてもだめで、チームみんなができるようにすることを実はサポートする係なのよね。

なんてシンプルなことを「それが難しいのよね…」とお互い共感しながら国を超えて話し合えたのが面白くて、励まされた。そして仲間を感じました。

IMG_2137

講義の合間には、お互いのキャンプでやっているゲームを紹介してみたり、お茶しながらお喋りしてみたり…。それもまた楽しい。ぜひ、ちょっとしたネタも持ち帰って役に立てたいなと思います。

10418494_10204192854175164_609122829429920103_nこれがその仲間たちで〜す。最終日にディレクターらしいお揃いTシャツを貰ってパチリ!

想像していたより、落ち着いていて、具体的で、感じることの多い4日間。これは始まりなのだと直感しています。これから先、どんなことが起きて、この仲間との縁がどう繋がっていくのかとても楽しみです。

ICDCの様子のビデオをFacebookの「すみれとかたつむり」ページでもシェアしていますので、ぜひ覗いてみてくださいね。

長くなってしまったので、続くICC(International Camping Congress)の感想は別のページにて。^^